montparnasse project

～100年前と100年後が併存する「暮らしのアトリエ」～

「池袋モンパルナス」という歴史的背景をもつこの地に、「暮らしのアトリエ」をテーマとした26戸の長屋形式の賃貸集合住宅が竣工しました。白い漆喰でおおわれた建物には、教会を想わせるアーチ天井の通路が南北に貫け、今では珍しい木製玄関ドアが、リリカルに並びます。また、東側正面には、古いレターボックスをリメイクした集合ポストと、その奥には100年前のフランスの玄関ドアが、凛然と佇んでいます。RC造でありながら、敢えて2階建としたことにより、各居室の天井高も3.13m～4.1mと、縦長の上げ下げ窓と相まって、悠然とした空間を構成。ルームタイプは、アトリエ土間スペースを併設した6部屋、ギャラリーを想わせるドーム型の居室など、5タイプ26戸。各戸のカーテンレール/ペーパーホルダー/タオルハンガー・フックetcは、創作ユニット「未草」より供給頂いております。また、外構でも、まるで数年前より、佇んでいたかのような趣のある東南北のフェンス/門扉をはじめ、木製集合ポストも「未草」による作品。真鍮をはじめとした様々な古い素材により生み出されたフェンスと、「BROCANTE」によりアレンジされた木蔦とヘデラによる共棲が、この建物にいっそうの詩趣を与えてくれています。植栽も南側の「ハンカチの木」、北側の「セイヨウボダイジュ」、中庭の「トウカエデ」、玄関の「プラム」が各々、ここでの暮らしに彩をもたらしてくれます。